熱海市盛り土流出事故被害者の会

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2021年7月3日(土)10時30分頃
熱海市伊豆山にて違法に造成された盛り土崩落による土石流が発生。
突如として、27名の尊い人生が強制的に奪われ、130戸以上の家屋が甚大な損壊を受けたことにより多くの平穏な生活が奪われてしまいました。

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被害者の会・会員のブログ Crow_of_Izusan

熱海市盛り土流出事故被害者の会

令和3年7月3日(土)10時30分頃、

その存在を地域住民に一切周知されることなく違法に積みあがった盛り土が逢染川の流下能力を超え、轟音と共に、住民の暮らす生活地を一瞬で跡形もなく呑み込みました。
結果、死者:27名(関連死を含む)・行方不明者:1名・130戸以上の家屋損壊・倒壊・流出と言った前代未聞の人災事件に発展しました。

多くの地域住民はこの違法盛り土の存在を知りませんでした。
伊豆山は峻険な土地ながら地盤が強く(岩盤)数百年以上に渡り、水害・土砂災害・地震被害とは無縁の地であり、 殆どの住民が後に造成された「盛り土崩落リスク」の存在を知り得ず、安心して生活をしていました。

最愛の家族を失い、思い出の詰まった家財産を失った突然の悲劇に皆、声を失い、悲しみ、苦しみ、戸惑い、怒り、願い、 様々な感情に押し潰され絶望の長い暗闇を彷徨うことになりました。 しかしながら日々を過ごす中で少しずつ前を向いて歩むことを決意する被害者達のコミュニティが形成されていきました。 この事件を風化させてはならない!被害者だからこそできることをしっかりやって行こう!そう決心致しました。

令和3年8月8日(日)
「熱海市盛り土流出事故被害者の会」発足

私達、盛り土流出事故被害者の会は今回の災害が人災により発生したものと明確に定義し、
① 「原因(真相)究明」
② 「責任追及」
③ 「再発防止」
の3つを会の使命として活動をして参ります。

既に
・事業者・所有者らに対する集団民事訴訟
・事業者・所有者らにに対する「業務上過失致死」・「重過失致死」・「殺人」 罪による刑事告訴
を行い、「原因(真相)究明」と「責任追及」に向けて関係各所と共に着手しています。

原因究明と責任追及の結果、当事者にしっかりと厳罰を処す判例を作る事が今後の再発防止に向けた大きな抑止力になると考えています。 調査の結果、現在日本には1.000か所以上の危険な違法盛り土が存在していることが明らかになっています。 「私達の様な悲劇をもう誰にも繰り返して欲しくない」その一心で私達は「団結」して戦って参ります。

どうか世の中を変える為の私達の取り組みにご理解・ご賛同賜りまして、長く事件の進捗に興味を持ってご注視頂きまして、 温かいご支援の手を差し伸べて頂けますと幸甚に存じます。
何卒宜しくお願い申し上げます。

熱海市盛り土流出事故被害者の会
会長 瀬下雄史

ご支援のお願い

私たち被害者の多くは盛り土流出事故によりほぼ全ての財産を失ってしまいました。
被災の苦しみに加え、生活再建への長く苦しい道のりを歩んでいかなければなりません。
その為、会費制ではなく、皆様からの温かいご支援、ご寄付により会の運営をしております。
集団訴訟には訴額1,000万円に対して5万円の印紙代が必要になります。その後1,000万円毎に3万円の印紙代が必要になって参ります。
つまり1億円の損害賠償請求をする為には32万円の印紙代が世帯として必要になりますが、被害者の現状ではその金額を捻出することは非常に困難です。どうか被害者の現状にご理解賜りまして、温かいご支援の手を差し伸べて頂けましたら幸甚に存じます。
また、会としては二度とこの様な悲劇を繰り返すことのない世の中の実現に向けて、裁判終了後も微力ながら活動を続けて参る所存でございます。
併せまして、永いご協力ご支援賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。

弁護団のご紹介

弁護団長
弁護士加藤 博太郎

【紹介】
集団訴訟(原告側)、多数の被害者がいる事件の解決を専門としている。
これまで、スルガ銀行不正融資事件、かぼちゃの馬車事件など、多数の著名事件の解決に務める。

【意気込み】
ご遺族・被災者に寄り添い、甚大な被害を生じさせた事件の真相解明、責任の追及をしっかりと進めていきたいと考えています。


共同弁護団長
弁護士轟木 博信

【紹介】
企業法務を中心としながらも、東京2020大会・選手村(晴海フラッグ)引渡期日遅延に関する損害賠償請求事件、スタートアップ・大企業間の紛争から不動産関連訴訟など、多数の民事紛争案件を担当し、解決に務める。

【意気込み】
今回の災害では、何ら落ち度のない多くの方々の命が一瞬で奪われました。一人の法律家として、今回の災害の真相の解明と責任の追及を徹底的に行うとともに、私たちが暮らす社会の中でこのような不条理な出来事が二度と発生することがないよう、あらゆる手段を尽くしたいと考えています。


弁護士 浅川 拓也氏
弁護士浅川 拓也

【紹介】
一般民事事件を中心としながら、集団訴訟や行政訴訟などの大規模事件を担当するなど幅広く活動し、数多くの事件の解決に務める。

【意気込み】
今回の災害の原因を追及し、ご遺族、被災者の方の無念を晴らすとともに、今後の社会のためにも二度とこのような災害が発生しないよう、弁護士としてあらゆる手段で尽力していきたいと考えております。